2025.08.07
スーパー耐久レース Rd.2 鈴鹿サーキット戦報告
RACE
■レース活動
4月26日(土)予選 コースコンディション:ドライ
4月27日(日)決勝 コースコンディション:ドライ
4月26日~27日、スーパー耐久2025 Rd.2 鈴鹿戦5時間レースが開催された。
今大会より25号車のジェントルマンドライバーが田中優暉選手へ変更となり、新しいチーム体制での初めてのレースとなった。
鈴鹿戦はこれまでの大会同様土曜日に予選、日曜日に決勝が行われた。
予選は25号車が10位、26号車は3位となった。
決勝レースのスタートは25号車は田中選手、26号車は篠原選手が担当。レース序盤に4回のFCYが導入されるという荒れた展開となったが、そのような状況下でも冷静な走りを見せた25号車は、続く松田選手、佐藤選手が順位を大きく上げアンカーの名取選手へ繋いだ。26号車も堅実な走りで大塚選手、荒選手そしてアンカーの富田選手へとドライバーを交代した。富田選手へ交代した直後に8回目のFCYが導入され追い上げのチャンスを伺いながらのラストスパートとなった。2台ともに最後まで好走を続け、25号車は予選からポジションを5つ上げて5位、26号車は4位でチェッカーを受けた。表彰台には届かなかったが、次戦24時間レースに向けてチーム力を示すことが出来、大変意味のあるレースとなった。
■日産メカニックチャレンジ活動
1.ピット活動
鈴鹿戦は日産販売会社メカニック(TS)8名、日産京都自動車大学校学生10名が参加。TSは水曜日から、学生は木曜日からチームに合流した。ピット設営、レース車両セッティング等を通じて、プロメカニック達からレース車両ならではのメンテナンスを学んだ。特に予選前の金曜日は、足回りパーツ交換、マフラー着脱など、最終セッティングのためのメンテナンスをTS、学生が担当した。
参加したTS、学生からは「作業の正確さとスピードの両立」「チームワークと連携の緻密さ」について学ぶ事が多かったとコメントがあった。
2.ドライバー交流会
今回のドライバー交流会は、TSはピットでの作業を優先し、日産校学生とドライバーとの交流会となった。普段話す機会の無いトップドライバーとの会話に、学生達はかなり緊張していながらも、「レーシングドライバーになったきっかけは?」「好きなサーキットとその理由」「今まで一番楽しかった車は?」などの質問が相次ぎ、とても楽しい雰囲気の交流会となった。
3.マックメカニクスツールズ特別講習会
2012年、日産校がこの活動を始めてから13年以上継続している特別講習。普段何気なく使っている工具の特徴、正しい使い方を学んだ。工具は単に車の整備をするツールに留まらず、効率よく、正確に、安全に作業を行うために様々な工夫がなされていることを知ることは、今後のメカニック人生においてとてもプラスとなった、との反響があった。講義が終わった後も展示されている工具の周りに学生と先生が集まり、熱心に話を聞いていた。
4.ブリヂストンサービスチーム見学
4/24(木)に学生8名で見学させて頂いた。実際の作業現場を回りながら分かりやすく説明して下さり、学生たちも真剣な眼差しで話を聞いていた。
「1回のレースに使用するタイヤの本数は?」「ウエットタイヤの違いについて」など様々な質問があがっていた。また見学終了後の写真撮影に向かう途中、トレーラーの中に積まれた大量のタイヤの数に驚いた学生たちからの質問にも1つ1つ丁寧に答えて頂き、終始和やかな雰囲気で見学会が終了した。
5.サーキット施設見学
鈴鹿サーキットのコントロールタワー、管制室、表彰台スペースを見学させていただいた。管制室ではたくさんのモニターにコースの隅々まで映し出され、競技委員の皆様がそれを逃さず確認しレースをコントロール、そしてドライバーの安全を守っている。実際に管制室に入らせていただいたのはレース中ではないが、そんな緊迫の情景が浮かぶ管制室を学生たちは真剣に見入っていた。また、普段入ることの出来ない表彰台スペースで実際に表彰台に立ってみた学生たちは、表彰されたドライバーの気持ちを少し味わうことができ、興奮した様子で盛り上がっていた。
■ゲストエリア
今回は3Fテラスをゲストエリアとして多くのお客さまをお招きした。スタート前には、柳田監督が挨拶を行い、レースに向けた意気込みを語った。また、参加したTSも一人ずつ挨拶を行い、今日までのレースウィークで習得したこと、今後の業務に何を活かしていきたいか、などを語った。また今回からレース車両のパーツ展示を行い、普段触れる機会の少ない、パーツ(ブレーキローター、パッド、エアジャッキ、)に直接触れていただく試みを行い、好評を得ることが出来た。
■S耐横丁
GPスクエア(グランドスタンド裏イベント広場)で出展を行った。raffinée ladyは普段KARZブースで物販やサイン会を行っているが、今回KARZブースがS耐横丁の出店をしていなかったため、ゼロワンブースでの共同物販となった。raffinée ladyのサイン会が予定されていたため、両日共にオープン前から50名以上のお客さまがブース前に並び、人気の高さが窺えた。ゼロワンではRd.1 もてぎ戦の1-2フィニッシュを記念したTシャツを新商品として販売し、多くのお客さまに手に取って頂いた。またトミカも大変好評であり、もてぎ戦に続き完売した。
以上
TEAM ZEROONE